歴史を大切にするボルサリーノの伝統と今、そしてファッション
深い歴史のあるボルサリーノ
1857年にジュゼッペ・ボルサリーノによって創業したイタリアのブランド・ボルサリーノ。
160年以上の歴史を持つこのボルサリーノは、イタリア・アレッサンドリアに芸術的センスと腕のあるフェルト帽職人だけをあつめて工場を開始したことがはじまりだといわれています。
長い年月を重ねてきているものの、その製法は創業当時のまま現在に至ります。
歴史と斬新さを兼ね備えているボルサリーノハット
そんな、大切に受け継がれてきた製法で今もなおつくられ続けている ボルサリーノハット。
その歴史の長さをつい忘れてしまうような、新しさの中にも長く製造され続けてきた安定感を兼ね備えており、流行り廃りのない、しかし目を引くようなキラリと光るボルサリーノの凛としたプレミアマインドが特徴といえます。
年齢やファッションを問わずに気軽に着用でき、またその人のトレードマークとしての存在感もきちんとあるところにボルサリーノの最大の魅力があるといっても過言ではありません。
世界中の著名人もボルサリーノの帽子を愛用しており、最近ではジョニーデップのトレードマークとしても注目されています。
シンプルでもおしゃれに、どんなスタイルにもなじむのに存在感を消し過ぎることも強調しすぎることもない、程よい主張がたいへん心地よいものです。
どんなスタイルにもフィットする魅力
スーツスタイルにもカジュアルな格好にも合い、ひとつ持っているだけで日々のファッションのスパイスになることから、創業当時から今も変わらずユーザーに愛され続けています。
歴史の深さという最大のメリットを残しながら斬新さも忘れていないところにみえる「ボルサリーノ・マジック」。その日のファッションや気分にあわせて着替えるもよし、お気に入りのひとつを着回すもよし。
あなたのワードローブに、ボルサリーノをぜひ用意してみてください。
長い歴史の中に存在する斬新さが、あなたの毎日のコーディネートのポイントとして光を放ってくれることでしょう。
ボルサリーノで人気の帽子〜代表的ラインナップ
パナマハット
ボルサリーノと聞いて思い浮かべる人も多いパナマハット。
パナマソウと言われる植物の葉を細く割いて紐状にしたものを使って作られる帽子のことで、その涼しげな雰囲気から夏のファッションアイテムとして人気です。
フェルトハット
先ほどもご紹介したジョニーデップが愛用しているのも、ボルサリーノのフェルトハット。
カジュアルなファッションにも、スーツスタイルにも、どんなコーディネートにもマッチするのがフェルトハットの凄いところ。
大切な帽子を長持ちさせるお手入れ〜帽子にあわせたお手入れを〜
そもそも「帽子を洗う」ということ自体、あまり考えない方のほうが多いのではないでしょうか。しかし、帽子も適切な方法できちんとお手入れすることで、いつまでもキレイに長持ちさせることができます。
型崩れが心配だったり、ちょっと面倒だな…と感じてしまうこともあると思います。
しかし、正しい方法でお手入れをすれば心配ありません。
最高級の帽子だからこそ、汚れていたり傷んだりしていては恥ずかしいですね。お手入れを抜かりなく行うことで、いつ、どこから見られても自信を持てる帽子であり続けてくれます。
帽子にあわせたお手入れ方法と、商品にある品質表示タグの意味について考えていきます。
品質表示を必ず確認して
購入するときについているタグに、洗濯やお手入れについての説明書きが書いてあります。
また、帽子の裏側に品質表示タグがついていれば、洗濯に関する表示が書いてあるでしょう。
そのタグを必ず確認するようにしてください。
同じような素材・形の帽子でも、素材感や型崩れの問題などからお手入れの方法がまったく異なることも珍しくありません。
まずは購入時に必ず確認をし、帽子に合ったお手入れの方法を調べておくことが重要になります。
品質表示マークはきちんと理解していますか?
品質表示マーク、衣類関連には必ずついています。しかし、そのマークを正しく理解していますか?
去年の2016年12月から品質表示(衣類等の繊維製品の洗濯表示)が、新しいJIS規格となり国際基準に統一されました。
これまでは、日本独自の洗濯習慣(干して乾燥する自然乾燥や縦型洗濯機の使用など)に合う日本独自の記号が使われていましたが国際規格に合わせることで、海外で購入した繊維製品の取扱いが円滑に行えるようになり、一般消費者の利便性の向上が期待できるというものです。
主なマークは以下の5つです。
この5つのマークに記号や数字を付け加えることで、詳細な意味を表しています。
上記の動画でも触れられていますが、以前は「指示(推奨)表示」だったのに対して今後は「上限表示」となった点には注意が必要です。
この例では、旧マークでは「40℃での洗濯がいい」という意味だったのが、新マークでは上限表示となる為に「40℃以下ならば損傷を起こさない」という意味に変わります。
上限表示である事を理解したうえで、上限よりも低めの基準で選択をすれば問題ありません。
これらの記号を正しく理解し適切に洗濯することが、帽子をキレイに長持ちさせられる秘訣です。
せっかく高品質なボルサリーノハットを購入するのであれば、正しいお手入れをして長く愛用していきましょう。良いものは長く使えますからね。
詳細な洗濯記号については、消費者庁の案内が参考なるのでリンクを掲載しておきます。
<参考リンク>
→消費者庁:家庭用品品質表示法に基づく繊維製品品質表示規程の改正について
→消費者庁:新しい洗濯表示について
ボルサリーノのフェルトハットのお手入れ
フェルトは、基本的に水洗いすることができません。
水を含ませると、縮れてしまったり風合いが落ちてしまったりなど、素材の良さが一気に落ちてしまうばかりか、ゆがみなどの型崩れの原因になりますので注意が必要です。
何回かにわけて、手際よくブラッシングしていくのがコツです。
同じ場所ばかり何回もブラッシングしてしまうと、フェルトがムダに毛羽立ってしまったり傷んでしまう原因になりますので、適度な力の入れ具合と少しずつブラッシングする場所を変えるように帽子を回し進めることが重要になってきます。
水を使って洗濯することができない分、逆にこまめに気軽にブラッシングする機会が多くなるのではないでしょうか。
フェルトは、その表面の特性上ほこりが付着しやすい素材ですので、気軽にお手入れできるのはよいことです。
力をこめてブラッシングするのではなく、手際よくササッとお手入れするのがよいでしょう。
帽子を被ったときにおでこ〜頭に接触する帽子の内側部分(スベリ)部分は、やはり汗や汚れがもっともつきやすい部分です。この部分のクリーニングは、固く絞ったタオルでふき取るようにしてください。
しつこい汚れの場合は、帽子本体に水分が接触しないように注意しながら、中性洗剤をほんの少しつけたスポンジで叩くように洗いましょう。
ただし、叩きすぎると型崩れの原因になりますので、力加減が重要です。
ぐるっと一周叩き終えたら、乾いたきれいなタオルで浮き出た汚れや泡、水分をふき取り、十分に乾燥させてください。
保管方法
つばが下向きのデザインの場合は、つばが型崩れしないように少し多めに頭部分に丸めた新聞紙などを入れて、つばそのものが地面などに触れないように浮き上がらせる(丸めた新聞紙に帽子を被せるイメージ)ように保管しましょう。
画像のような帽子スタンドの利用もおすすめです。